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1月12日 「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」のお話

まだまだ寒さは厳しくはありますが、大地の下では着々と春の芽吹きの準備が始まっています。

「水泉」(すいせん)とは、地中より湧き出る泉のことです。この侯では、これまで凍っていた泉や池が土のぬくもりで、徐々に解け、動き始めるころ合いを教えています。

誰かが季節や時間の経過を教えたわけではないのに、毎年必ず春はやって来ます。「自然と暮らす」ことの基本が、春夏秋冬の節目に、この二十四節気と七十二候が教えてくれるのです。まだ目には見えませんが、大地の下では確実に、季節は移り、春への準備を始めているようです。

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